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2020/03/29 20:58



さて今回は7インチのALIENを作ってみました。


ALIENには現行でボディが4、5、6の3種類、アームが5、6、7インチの3種類あり、ボディとアームはそれぞれどの組み合わせも対応しています。


Reverbにもアームは5、6、7インチと3種類あり、APEXでも6インチアームが最近リリースされました。6インチ位までのラインナップは有名なフレームには大体あるのですが、ALIENのようにボディが選べるのは珍しいですよね。


7インチ機を実際に飛ばしてみると5インチとは全く別の感覚で、好きな人はきっと夢中になってしまうだろうと思います。


5インチ機を何に例えるかは難しいところですが、例えばツバメのような鳥に例えるとしましょう。同じように鳥に例えて言えば7インチはトンビや鷹のような感じです。動物園やテレビでしか鷹をみたことが無い(見ていてもタカだと確信出来なかった)為、鷹はイメージですが。


重さはあるものの、推進力があるのでグイグイとダイナミックに加速し、一気に上昇します。空気抵抗は大きいのでPIDの調整が難しく、強風に向かう際にでる振動をPID調整で取り除くのが難しいのですが、背面での滞空時間はかなり長いです。機体を水平にしている間は全然降りてこないのに、垂直に立てた途端にものすごいスピードで落ちて来るという。とにかくメリハリがあって、ダイナミックな軌道を描きます。


現状Gopro Hero5を搭載しているのですが、5インチでは少し重く感じるHero5ですが7インチならほどんど気になりません。大きなフィールドでの空撮機としても良いのでは無いかと思います。



今回は使用していたALIEN5(SLAMMED)の5インチアームを7インチアームに変更した形です。上記写真が7インチのアームなのですが、この写真だけではよく分かりませんね。



5インチアームと比較するとこんなにロング!ちなみに、モーターの取り付け部分のサイズは変りません。



ALIEN5用のスキッドをテストしているのですが、7インチアームでもピッタリです。



7インチ機のモーターを考えるにあたり、下記の記事を参考にしました。


https://quadmeup.com/how-to-choose-motors-for-drones-especially-7-inch-fpv-quadcopters/


上記の記事によると、大きく重いプロペラを回すにあたり、よりトルクのあるモーターを選択する必要があるとの事。


モーターのサイズによりモーターのステーターの体積を計算できるとの事で、計算式は (diameter / 2)^2 * h。


例えば2306モーターであれば(23/ 2)^2 * 6という計算になるようです。


diameterの部分にステーター径である23を、hの部分に高さの6が入れば良いというようですね、数学はあまりよくわからないですが。


^2の^はキャレットと言うらしく、2乗をエクセルなんかで計算する場合は^2と表記するとできるみたいです。え、もしかしてこれ常識ですか?お恥ずかしいことに、知らなかったです。


とにかく、ステーター体積が大きいほどトルクのあるモーターになるようで、おなじみのEthixシリーズのモーターサイズでステーター体積を調べてみました。


2306(Ethix SILK/STOUT)=793.5

2207(Ethix CATS)=847

2407(Ehix KONASTY)=1008


あ、2207モーターの方が体積は2306モーターよりも大きくなるんですね。

Youtubeなどで検索すると7インチを2207モーターで作っている方がいるのはそういう事なのか。


モーターを大型化するとトルクアップが狙えるとの事なのですが7インチプロペラを回すのにどれくらいのステーター体積が必要なのかという部分に関して、上記のURLでは5インチ600、6インチ700、7インチ900は必要だとされています。


そういうわけで、今回はETHIX KONASTY MOTOR (2407/2200KV)を選択しました。

4Sであれば大きなバッテリーも比較的入手しやすく良いかなと。


ちなみに、2306と2207どちらを選ぶか、と言う議論もあり、疑問の答えを大体すでに書いてくれているOscarliangが下記の記事で紹介しています。結局モーターによるから一概には言えないという話なのですが、理論的にはこうですという事で、これもまた興味深い話なので是非合わせてご参考ください。


https://oscarliang.com/2306-2207-mini-quad-motor/



ESCは以前からこの機体で使用していたFLYDUINO KISS ESC 2-6S 32Aをそのまま使いました。



バッテリーはDINOGY PLATINUM GRAPHENE 2.0 4S 1850MAH 130C/260Cを使用したのですが、普段通り飛ばすと2分くらいしか飛べません。のんびりフライトならもっと飛んでいられるかも知れないのですが、このあたりは課題ですね。


バッテリーも容量を大きくすれば一般的には重くなるので、結果的に長く飛べるとも限らず、丁度いい大きさを見つける必要があります。


〈今回使用したパーツリスト〉

フレーム/

ImpulseRC ALIEN 5" BODY KIT/SLAMMED 

ImpulseRC ALIEN 7" ARM SET

ImpulseRC ALIEN FULL SCREW PACK

フライトコントローラー/FLYDUINO KISS FC V2

ESC/FLYDUINO KISS ESC 2-6S 32A ×4

PDB・OSD/MR STEELE ALIEN PDB KIT FOR KISS WITH OSD AND MIC

FPVカメラ/RunCam Micro Eagle

VTX/TBS UNIFY PRO 5G8 V3 (SMA)

アンテナ/TBS TRIUMPH  (SMA)

受信機/FrSky XM+



プロペラもHQpropからリリースされている7インチプロペラを3タイプ使ってみました。



HQ DURABLE PROP 7X4X3


さすが7インチともなるとかなりプロペラだけでも重いですね。7インチプロペラで比較してもこのHQ DURABLE PROP 7X4X3が一番重く9.3g。

ETHIX S3 WATERMELON PROPS 5X3.1X3はかなり軽いプロペラなのですが、S3が1枚3.7gくらいなのでかなり重いことがわかるかと思います。


重いからダメかというと今回の場合そんなことはなく、グリップ感のある、落ち着いた安定飛行が出来ました。



HQ DURABLE PROP 7X3.5X3 V1S


先ほどのHQ DURABLE PROP 7X4X3と比較して、かなり軽量なプロペラです。HQ DURABLE PROP 7X4X3よりもキビキビしていて、スピードがでる感じがある一方で振動が出やすく、自分は何度かトライしたものの、まだPID調整がしっかりと出せませんでした。

このプロペラはもう少しKVの高いモーターの方がマッチするのかも知れません。

使いこなせばかなり刺激的なフライトが待っていそうです。



HQ DURABLE PROP 7X4.5


今回のセッティングではこのプロペラが一番バランスが良く、使いやすかったです。現段階ではHQ DURABLE PROP 7X4X3とHQ DURABLE PROP 7X3.5X3 V1Sの丁度中間くらいの印象なのですが、このプロペラだけ最後に試したので環境によって印象が変わるかも知れません。


7インチ機全体として、音が非常に太く、是非マイクを搭載した機体で飛行してみてください。素晴らしい飛行体験になるはず!



最後に参考までにPIDを。現状上記の設定でHQ DURABLE PROP 7X4X3

とHQ DURABLE PROP 7X4.5であればバウンスバックもなく、個人的には悪く無いと思います。デフォルトから初めて少しずつ締めて行く感じで調整しました。


ちなみにRatesの部分は無視してもらって大丈夫なのですが、5インチ機とは随分感じが変わるのでRatesも体感で微調整すると随分飛ばしやすくなると思います。



5インチ機と比較して7インチ機は情報も少なく難しい部分もありますが、これはこれで新しい世界観。ご興味があれば是非トライしてみてください。



20200406追記------

テスト中に録画していた素材で久しぶりに映像を作りましたので、トップの画像を映像に差し替えました。

セッティング中のALIEN映像がSLAMMEDじゃなかったり、FPVカメラがETHIX CAMERAになっていたり、手元映像の撮影時期の都合で実はフライト動画のセッティングとは少し変わっていたりするのですが、7インチの魅力が少しでも伝わればいいなと思います。



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